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11月20日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:株が反落、融資プログラム巡る財務省とFRBの対立で

  20日の米株式相場は反落。緊急融資プログラムを巡る財務省と連邦準備制度理事会(FRB)の対立を背景に売りが優勢になった。ただ、ムニューシン財務長官は経済を支えるための貸し出し能力は十分あると述べた。S&P500種株価指数は週間でも下げた。

  • 米国株は反落、融資プログラム巡る当局対立で
  • 米国債はほぼ横ばい、10年債利回り0.83%
  • ドル指数はほぼ変わらず、ドルは対円などで小じっかり
  • NY原油は反発、ワクチン期待-週間では3週連続高
  • NY金は反発、ムニューシン財務長官の発言で買い優勢

  ムニューシン長官は景気対策を巡り議会民主党との交渉再開を目指していることを明らかにしたが、見解の相違は依然としてあり、それが株価を圧迫した。新型コロナウイルスワクチンの緊急使用許可を申請したファイザーは高い。一方、抗ウイルス薬レムデシビルを新型コロナ感染症(COVID19)の入院患者の治療に使用しないよう勧告されたギリアド・サイエンシズは下落。

  S&P500種は前日比0.7%下落し3557.54で終了。ダウ工業株30種平均は219.75ドル(0.8%)安の29263.48ドルで終えた。ナスダック総合指数は0.4%下落。ニューヨーク時間午後4時34分現在、10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.83%。

  QMAのマネジングディレクター、ジョン・プラビーン氏は「FRBと財務省の表だった対立は市場にとって良い兆候ではない」と指摘。「市場の信頼感に影を落としているようなものだ」と述べた。

  ムニューシン長官は未使用の資金返還をFRBに要請。そうすれば議会が資金を再配分できるようになると主張した。これに対してFRBは声明で、緊急ファシリティーが「最後の守りとして重要な役割を果たし続けることを望む」と反論したが、パウエルFRB議長は20日夕、財務省に返還する意向を示した。

  外国為替市場ではドルが主要10通貨の大半に対し上昇。ただ、ニュージーランド・ドルや豪ドル、ポンドに対しては下げた。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は、一時2年半ぶり低水準近くにあったが下げ渋った。

  ドル指数はほぼ変わらず。ドルは対円で0.1%高い1ドル=103円81銭。対ユーロでは0.1%高の1ユーロ=1.1861ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は反発し、ほぼ3カ月ぶりの高値となった。新型コロナワクチンでの進展が、より持続的な原油需要の回復につながるとの楽観が広がった。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は41セント(1%)高の1バレル=42.15ドルで終了。週間では5%上げて、3週連続の上昇。ロンドンICEの北海ブレント1月限は前日比76セント高の44.96ドル。週間では5.1%値上がりした。

  ニューヨーク金先物相場は反発。米財務省およびFRBには経済を支えるための貸し出し能力が十分にあるとするムニューシン長官の発言に反応した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.6%高の1オンス=1872.40ドルで終了した。

原題:U.S. Stocks Decline Amid Fed Dispute With Treasury: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Stabilizes; Resource-Linked Currencies Rally: Inside G-10

Oil Rises for Third Straight Week on Covid-19 Vaccine Optimism

Gold Jumps as Mnuchin Says Treasury, Fed Have Plenty of Capacity

*POWELL: FED WILL RETURN UNUSED MONEY TO TREASURY AS ASKED

◎欧州市況:株は上昇、週間では7月来の最長連続高-ドイツ債上昇

  20日の欧州株は上昇。週間ベースでは7月以来で最長の連続高となった。新型コロナウイルスワクチンを巡る楽観を背景に景気敏感株に物色の矛先が再び向かった。

  ストックス欧州600指数は0.5%高。鉱業やエネルギーが上げをけん引した。同指数は9カ月ぶりの高値付近を推移し、週間ベースでは3週連続で値上がりした。

  ロランド・カロヤン氏率いるソシエテ・ジェネラルのストラテジストは「上げ潮が全てのボートを押し上げるように、軟調だった銘柄はいずれも回復した。この先、株式市場はより選択的となる可能性が高く、構造的な問題を抱える企業は取り残されるだろう」とリポートで指摘した。

  欧州債市場ではドイツ債の利回り曲線がブルスティープ化。イタリア債は先物主導で上昇した。

  ドイツ債は上昇。イタリア債とのイールドスプレッドは121ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)で変わらず。イタリア10年債利回りの週間のレンジは6.7bpと、ここ3年間で最も小幅。

  英国債は利回り曲線がブルフラット化。欧州連合(EU)は英国との通商合意の妨げとなっている3大問題について、英国が十分な譲歩をしていないと警告した。

  ドイツ10年債利回りは1bp下げてマイナス0.58%、フランス10年債利回りは1bp低下してマイナス0.35%、イタリア債は1bp低下の0.63%。

原題:European Stocks Post Longest Weekly Winning Streak Since July、Bunds, Italian Bonds Edge Higher: End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

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