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ムニューシン米財務長官、緊急融資プログラム「余力は十分」と説明

ムニューシン米財務長官は財務省および米連邦準備制度理事会(FRB)には経済を支えるための貸し出し能力が十分にあると述べた。同長官は前日、緊急融資プログラムの一部を年末までに失効させるべきだとの見方を示していた。

  ムニューシン長官は20日、「われわれには融資能力がたっぷりあるため、市場はあわてる必要がないはずだ」と経済専門局CNBCで発言。「単に法律の意図に従っているまでだ。特定の対策が必要だとか不要だとか決定しているのではない」と説明した。

  同長官は米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長に宛てた書簡で、緊急融資プログラムの4つについては90日間の延長を求めると同時に、5つについては年末をもって失効させるよう促した。書簡は19日に公開された。同長官はさらに、未使用の資金返還をFRBに要請。そうすれば4550億ドル(約47兆1930億円)の資金を議会が再配分できるようになると主張した。

  これに対してFRBは声明で「新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で導入された一連の緊急ファシリティー全てが依然苦境にあって脆弱(ぜいじゃく)な経済の最後の守りとして重要な役割を果たし続けることを望む」と反論。財務省とFRBの意見の違いが公になるのは異例。

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原題:Mnuchin Says Treasury, Fed Have ‘Plenty of Capacity Left’(抜粋)

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