コンテンツにスキップする

シカゴ連銀総裁、米財務省の判断は残念-緊急融資制度の縮小案

シカゴ連銀のエバンス総裁は、連邦準備制度理事会(FRB)の緊急融資ファシリティーの一部について、年末の失効後に延長しないとする米財務省の判断は残念だと述べた。一方、これによって米金融当局が来月の会合で金融刺激策を強化する必要があるわけでは必ずしもないとの考えを示した。

  エバンス総裁は20日の経済専門局CNBCとのインタビューで、新型コロナウイルス流行への対応として今春に導入された同融資ファシリティーは、金融市場に有益なバックストップを提供していると話した。

  「こうしたバックストップの役割はかなりの期間にわたって重要になる可能性があるため、残念だ」と発言。「ウイルス感染は拡大しているため、それによるリスクはある」と続けた。

Key Speakers At The Central Bank Conference

エバンス総裁

  連邦公開市場委員会(FOMC)は12月15-16日に次回の定例会合を開く。コロナ感染拡大や景気見通しの悪化を背景に、市場ではFOMCが刺激措置の拡大を目指し、債券購入プログラムの変更を発表するとの見方が強まっている。当局は現在、米国債と住宅ローン担保証券(MBS)を月1200億ドル(約12兆4600億円)購入している。

  エバンス氏はこうした行動を12月に必ずしもとる必要はないと指摘。「すべての状況がどうなるのか見極める上で、現時点においてかなり好位置にいる」とし、「先行きの労働市場の動向やモメンタムについて、あるいは一段の措置が必要かどうか、より良く判断できるようになる時期は来春だと考えている。ただし、資産購入を拡充することで対応力を強化できるのは明らかだ」と述べた。

原題:Evans Says Treasury Move to Wind Down Fed Programs Disappointing(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE