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EU、通商合意には英国の譲歩が不十分-12月に交渉継続もと説明

更新日時
  • フォンデアライエン欧州委員長「過去数日により多くの進展」
  • EU交渉担当者が加盟国に状況説明、詳細は伝えず

欧州連合(EU)は英国との通商合意の妨げとなっている3大問題について、英国が十分な譲歩をしていないと警告した。EU加盟国の首脳3人は、合意に至らない場合に備えた緊急計画の策定を呼び掛けた。

  ブリュッセルで20日開かれた会議でEU加盟国の大使らは、交渉は進展が鈍く、12月まで続く可能性があると説明を受けた。会議に参加した関係者が、公に話す権限がないとして匿名を条件に述べた。

  通商交渉は今週、時間切れが迫る中で波乱に見舞われた。EU側の交渉担当者1人が新型コロナウイルス感染症(COVID19)の検査で陽性と判明し、対面での交渉が中断となった。EUのバルニエ首席交渉官も自主隔離に入る。

  19日遅くにはフランスとベルギー、オランダの首脳が、合意できない場合に備えた緊急計画の策定を呼び掛けた。

  一方で、英・EU双方の当局者は最近非公式に、早ければ来週にも合意が成立するかもしれないと慎重ながら楽観的な見方を示していた。

  EU側から加盟国への説明や3首脳の発言は、合意前に英政府からさらなる譲歩を引き出すため圧力をかけようと意図したものかもしれない。交渉は慎重を要する局面にあり、その妨げにならないように大使らには詳細は伝えられなかったと当局者は述べた。

  EUはここ数週間、英領海内の漁業権、公平な競争環境、合意内容の履行を確実にする方法の3点について隔たりが埋まっていないと説明しているが、実際には双方とも譲歩し、幾分の進展が最近あったもようだ。

  欧州委員会のフォンデアライエン委員長は20日ブリュッセルで記者団に、「進展が非常に遅々とした困難な数週間を経て、ようやく過去数日により多くの進展が見られた」と述べた。「しかし、ゴールラインまでにはまだかなり距離がある」と付け加えた。

原題:EU Warns U.K. Hasn’t Compromised Enough for Brexit Deal (3)EU Warns U.K. Hasn’t Compromised Enough for Brexit Deal (2)EU Warns U.K. Hasn’t Compromised Enough for Brexit Trade DealEU Tells Envoys Three Big Hurdles to Brexit Deal Are Unresolved(抜粋)  

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