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ウォール街金融機関が「ダイレクトブックス」始動-社債販売が一変も

  • 当初は投資適格級の米ドル建て債販売向けに合意発表や最新情報提供
  • 今年に入って優良企業の社債発行は過去最大の1兆7000億ドルに急増

ウォール街の大手金融機関は19日、自ら出資する新たなプラットフォームで社債発注システムのダイレクトブックスを始動させた。社債のマーケティングおよび投資家への販売方法が一変する可能性を見込んでいる。

  システムを立ち上げたのはバンク・オブ・アメリカ(BofA)とバークレイズ、BNPパリバ、シティグループ、ドイツ銀行、 ゴールドマン・サックス・グループ 、JPモルガン・チェース、モルガン・スタンレー 、ウェルズ・ファーゴ。

  当初は投資適格級の米ドル建て債の販売向けに合意の発表や最新情報を提供する。投資家の発注やディーラーによる割り当てはいずれ可能になる。ユーロ建て債売り出しに関する機能は2021年上期に追加される。

  今年に入って優良企業の社債発行は過去最大の1兆7000億ドル(約177兆円)に急増した。新型コロナウイルスの感染拡大を背景に資本市場業務の担当者は手一杯となっており、いまだに電話やインスタントメッセージ経由が中心の手続きを電子化する必要性が一段と高まっていると、ダイレクトブックスのリチャード・カーシュナー最高経営責任者(CEO)は説明した。

  ダイレクトブックスでは引受業者や債券の買い手が、現在利用しているシステムへの統合が可能な対話プラットフォームを介して直接やり取りができる。サービス利用は投資家は無料だが、ディーラーは手数料を払う。

  ブルームバーグ・ニュースの親会社、ブルームバーグ・エル・ピーは債券発注を促進するサービスや新発債売り出しに関する情報を提供している。

原題:Banks Launch Bond Platform DirectBooks Amid Issuance Surge (1)(抜粋)

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