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【債券週間展望】長期金利に低下圧力、40年債入札に不安なしとの声

11月第4週(24日-27日)の債券市場は長期金利に低下圧力がかかると予想されている。プラスの利回り確保を狙った投資家の需要が強いとみられるためだ。足元の需給の良さを背景に同週に実施予定の40年物と2年物の利付国債入札はともに波乱なく消化されるとの見方が出ている。

市場参加者の見方

◎三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジスト

  • 26日開かれる国債市場特別参加者会合と国債投資家懇談会で来年度の国債発行額が減る方向の議論になれば需給不安がなくなり、国債を買いやすくなる
  • 40年債入札は利回りが0.7%弱と良いところまで来ているので、投資家の需要で崩れる心配はあまりない
  • 2年債入札は日銀の買い入れが手厚いゾーンなのでこちらも心配はなさそうだ
  • 長期金利の予想レンジはゼロ%~0.02%

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 新型コロナ感染拡大を背景に国債には安全資産需要が期待されており、利回りの大幅な上昇は見込みづらいだろう
  • 国債増発への警戒感から投資家は上値追いには慎重で、利回りの低下も進みづらくなっている
  • 40年債入札は増発が意識されやや警戒されようが、投資家の押し目買いに支えらえ消化に問題はないだろう
  • 長期金利の予想レンジはゼロ%~0.03%

国債入札予定

対象発行予定額
  25日40年利付国債5000億円程度
  27日2年利付国債3兆円程度

日銀オペ予定

対象年限直近の通知額
  24日1-3年5000億円
3-5年4200億円
5-10年4200億円
  26日1-3年5000億円
5-10年4200億円
10-25年1200億円

主な材料

  • 24日:日銀の黒田東彦総裁がIMF・東京大学共催バーチャル・コンファレンスで講演
  • 25日:11月の月例経済報告
  • 25日:米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(4、5日開催分)公表
  • 26日:国債市場特別参加者会合と国債投資家懇談会が開催
  • 26日:感謝祭の祝日で米休場
  • 27日:11月の東京都区部消費者物価指数(CPI)
  • 27日:日銀が12月の長期国債買い入れオペの運営方針を発表
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