米中古住宅販売、10月は予想外に増加-2005年以来の高水準
Henry Ren
更新日時
全米不動産業者協会(NAR)が発表した10月の中古住宅販売件数は、予想外に増加しほぼ15年ぶりの高水準に達した。過去最低の住宅ローン金利や郊外物件の人気を原動力に、住宅市場ではブームが長期に及んでいる。
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- 新型コロナウイルスの感染急拡大や追加経済対策協議の行き詰まりで、米経済はより大幅に減速するリスクを抱える。その経済を住宅市場がより強力に後押ししていることを、今回の統計はあらためて示した
- その市場の勢いはただ、在庫不足と価格上昇の問題につながっている
- NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏:
- 10月の数値は「非常に素晴らしく、驚異的と言えるだろう」
- 新型コロナの「パンデミック(世界的大流行)のさなかで高失業率にも直面していることを踏まえると、かなり並外れている」
詳細
- 中古住宅の在庫は前年同月比19.8%減の142万戸
- 販売に対する在庫比率は2.5カ月と過去最低
- 10月は一戸建て住宅の販売が4.1%増えて612万戸。コンドミニアム販売は5.8%増
- 販売は4地域全てで増加
- 統計表
原題:U.S. Existing-Home Sales Unexpectedly Rise to Highest Since 2005(抜粋)
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