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米新規失業保険申請、5週ぶりに増加-労働市場の回復減速を示唆

更新日時

先週の米新規失業保険申請件数は5週間ぶりに増加し、新型コロナウイルス流行以前の水準を引き続き大きく上回った。感染者が急増し、新たな事業運営制限が導入される中、労働市場の回復が減速しつつあることが示唆された。

キーポイント
  • 新規失業保険申請件数(11月14日終了週)は、通常の州プログラム下で前週比3万1000件増加の74万2000件
    • ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想中央値は70万件
    • 前週は71万1000件(速報値70万9000件)に修正
  • 季節調整前ベースでは1万8000件増加
  • 先週はベテランズデーが含まれ、こうした祝日前後は失業保険データが変動しやすい

  失業保険の継続受給者数(11月7日終了週)は、42万9000人減の637万人。市場予想は640万人だった。ただ、州の通常の給付期間が終了し、延長給付プログラムに移行する人は引き続き増えている。

Filings for U.S. initial jobless benefits climb for the first time in five weeks

  元米連邦準備制度理事会(FRB)当局者で、現在はPGIMフィクスト・インカムのチーフエコノミストを務めるネイサン・シーツ氏はブルームバーグテレビジョンで、「回復への道のりは残念ながら、かなり不安定なものになりそうだ」と指摘。「コロナや、それに対応する制限措置で、経済活動は今後3-4カ月に抑制される可能性が高い」と述べた。

  今回の失業保険申請件数は、特にルイジアナ州で急増。同州では季節調整前ベースで前週から4倍超増えて4万2724件と、6カ月ぶり高水準。マサチューセッツとテキサス、バージニアの各州でも増加した。一方、イリノイとフロリダ、ニュージャージーでは減少した。

  連邦政府のパンデミック失業支援(PUA)プログラムの継続受給者数は10月31日終了週に、約75万1000人減少し868万人。一方、ルイジアナ州ではこれも前週比4倍の4万人近くと、4月以来の高水準となった。PUAは自営業者や単発の仕事を請け負うギグワーカーなどに適用される。

  州の給付期間が終了した人向けに連邦政府が設けたパンデミック緊急失業補償(PEUC、期間13週)などの延長給付プログラムに移行する人は増えているが、こうしたプログラムは年末までに失効するため、多くの人が政府支援を受けられなくなる。PEUCを受けている人は、約23万3000人増えて438万人となった。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Initial Jobless Claims Rise for First Time in Five Weeks(抜粋)

(統計の詳細を追加し、更新します)
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