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ドル・円は103円台後半、国内勢の買い支えもセンチメント悪さ重し

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=103円台後半で推移。国内の輸入企業や投資家勢のドル買いが下値を支えているものの、東京都の新型コロナウイルス新規感染者増加などを背景としたセンチメントの悪化が重しとなった。ポンド相場は英国と欧州連合(EU)交渉を巡る不透明感で下落。オーストラリアドル(豪ドル)相場は強い豪雇用統計を受けて下げが限定的だった。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時20分現在、前日比0.1%高の103円87銭。ここまでのレンジは103円72銭から103円98銭
    • 前日海外時間には一時103円65銭と9日以来の安値を更新
  • 豪ドル・ドルは前日比0.3%安の1豪ドル=0.7284ドル。0.7306ドルを高値に一時0.7284ドルまで下落
  • 豪ドル・円は0.2%安の1豪ドル=75円67銭
  • ポンド・ドルは前日比0.4%安の1ポンド=1.3227ドル。1.3276ドルを高値に一時1.3224ドルまで下落
  • ポンド・円は0.3%安の1ポンド=137円40銭

市場関係者の見方

NBCフィナンシャルマーケッツ・アジアのデービッド・ルー氏(香港在勤)

  • 市場の空気は来年いつになるかわからないコロナのワクチンよりも、足元の感染拡大リスクの方が重要という感じになっており、関連報道には神経質になりやすい
  • 東京時間は国内勢中心の買いが下値を支えるも、東京都の新規感染者増加で改めて主要国での感染拡大や景気リスクへの警戒が意識されてリスクオフの円買いが優勢に
  • ドル・円はきのうの安値(103円65銭)を割れると6日安値(103円18銭)を試すことになりそう

外為どっとコム総合研究所の神田卓也調査部長

  • ドル・円は103円台後半ということで、いったんは国内勢から買いが出やすい
  • 豪雇用統計は強かったが、新型ウイルスワクチンへの楽観が弱まりつつある中で豪ドル買いが続かない状況
  • ポンドやユーロは英・EU交渉に関する英タイムズ紙の報道が重し。交渉期限が迫る中で神経質になりやすい状況
ドル・円、9日の上げ幅の大半を失う

背景

  • 東京都は19日、534人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。前日の493人に続き2日連続の過去最多

    • 専門家らによるモニタリング会議では、新型コロナの感染状況に関する警戒レベルを4段階のうち最も深刻な「感染が拡大している」に引き上げた
  • 米国の新型コロナ感染症による累計死者数が25万人を突破
    • ニューヨーク市は新型コロナ検査陽性率が基準の3%に達し、19日から公立学校の対面授業を中止
    • 豪州のサウスオーストラリア州では6日間のロックダウン(都市封鎖)が始まった
  • 米製薬会社ファイザーは、ドイツのビオンテックと共同開発する新型コロナウイルスワクチン候補の臨床試験データの最終分析で、95%の確率で有効性が示されたと発表
  • 豪統計局が19日発表した10月の雇用者数は前月比で17万8800人増加。ブルームバーグが調査したエコノミスト予想は2万7500人減だった
  • EU各国は欧州委に合意なき場合の計画策定で圧力―英タイムズ紙
  • 日経平均株価は前日比93円安で取引を終了
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