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債券は上昇、米長期金利低下で買い優勢ー超長期ゾーンは底堅いとの声

更新日時

債券相場は上昇。米国市場で長期金利が低下したことに加えて、新型コロナウイルスの感染再拡大による景気への懸念が根強く、買いが優勢だった。来週に40年債入札を控える中でも超長期ゾーンは底堅いとの声が聞かれた。

  • 長期国債先物12月物の終値は4銭高の152円22銭。米長期金利低下の流れを受けて取引開始後に152円27銭と9月以来の高値を付けた。その後は152円20銭まで徐々に上げ幅を縮めた
  • 新発40年債利回りは1ベーシスポイント(bp)低下の0.66%、新発20年債利回りは0.5bp低い0.375%
  • 新発10年債利回りは横ばいの0.01%

市場関係者の見方

みずほ証券の松崎涼祐マーケットアナリスト

  • 先週に急上昇した米長期金利が落ち着いてきており、コロナのワクチン開発で初期反応は金利上昇だったが、それで各国中央銀行が金融緩和の手を緩めるわけでもない
  • コロナ感染拡大自体がリスクオフ要因だが、経済封鎖で財政支出という環境下、中銀が金利上昇を許容するとも思えない
  • 入札を控えた40年債が若干買われており、20-30年のカーブが傾斜化し過ぎている調整もあり、底堅い印象だ
  • ただ、10年債がゼロ%に近づくと上値が抑えられるため、先物が上昇しても現物はついて行きづらい面はある

流動性供給入札

  • 対象は残存期間1年超5年以下
  • 応札倍率は3.59倍と、同年限を対象にした前回入札の3.56倍とほぼ横ばい。最大利回り格差がマイナス0.008%、平均利回り格差はマイナス0.010%
  • みずほ証の松崎氏
    • 午前の引け値と比べてもやや強めの結果で、需給が締まっている銘柄もあるゾーンなのでショートカバー需要もあっただろう
  • 備考:流動性供給の過去の入札結果

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
不成立-0.125%0.010%0.375%0.630%0.660%
前日比 ー-0.5bp横ばい-0.5bp横ばい-1.0bp
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