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英EU離脱に伴う銀行域内異動の遅延、コロナは弁解にならず-ECB

欧州中央銀行(ECB)は、英国の欧州連合(EU)離脱に伴う対応策を講じている銀行に対し、現在の新型コロナウイルス危機を理由に従業員の域内への異動を遅らせることは認められないと警告した。

  ECBの銀行監督部門は18日公表したアップデートで、銀行の今後の動きについて新型コロナ危機があることを「基本的な前提条件として、遅延を最低限にとどめる」計画を立てる必要があると論じた。銀行が抱えるリスクを管理し、ECBが効果的な監督を確実に行えるようEU域内に十分な人員が必要で、その必要性はリモート勤務体制でも変わらないとの認識を示した。

  英国のEU離脱移行期間は年末で終了する。英国とEUの間で通商合意が成立しても、英国に本拠地を置く企業はEU内で自由にサービスを提供できる「パスポート」を失うと見込まれる中で、世界的に事業を展開する銀行は確実に顧客サービスができるようEU内での業務を強化している。

  ECBは必要に応じて銀行に柔軟性を認めてきたが、「これ以上の柔軟性は原則として想定していない」と言明。各銀行の新たな域内拠点に従業員が合流済み、もしくは正式に合流するとの証明の提示を求める意向を示した。

原題:ECB Says Virus No Excuse for Banks to Miss Brexit Staffing Goals

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