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農中:CLO評価損は400億円弱に縮小、上期の新規投資はゼロに

更新日時
  • 評価損は3月末には4000億円、投資残高は3四半期連続で減少
  • 新たな投資先としてプライベート・エクイティーも検討へ-奥理事長

農林中央金庫の奥和登理事長は18日の決算会見で、格付けの低い企業への融資を束ねて証券化したローン担保証券(CLO)の9月末時点の評価損が400億円弱にまで縮小したことを明らかにした。

  新型コロナウイルス感染拡大に伴う世界的な金融市場の混乱を受けて同評価損は3月末には約4000億円生じていた。また、CLOの9月末の投資残高は7兆5000億円だったと発表。6月末時点の残高から1000億円減少し、3四半期連続での減少となった。

上期の新規投資ゼロ

農中のCLO残高は3四半期連続で減少

出所:会社資料

注:Tは兆で単位は億円

  奥理事長はCLO投資残高の減少について、満期を迎えた商品の償還によるものだと説明。積極的な売却はしておらず、上期にはCLOへの新規投資がゼロだったことも明らかにした。市場運用資産全体に占めるCLO残高の比率は12%と6月末から横ばいだった。

  今後、償還によってCLO残高が極端に減った場合は新規投資を検討する。ただ、償還ペースは非常に緩慢だとして、新規投資を行う局面がすぐに来るとは想定しづらいとも述べた。

  また、CLO以外の新たな投資先を見つけることが重要として、プライベート・エクイティー(未公開株、PE)などへの投資を検討する考えも示した。

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