コンテンツにスキップする

李首相、中国経済の安定ぶり強調-世界的なリセッションの中で

  • 中国経済は今年プラス成長を確保-規模は100兆元を超える見込み
  • 「双循環」の新発展戦略、世界に扉を閉じるということではない

中国の李克強首相は18日、世界がリセッション(景気後退)に陥り、新型コロナウイルス感染再拡大への対応も余儀なくされている中で、自国の安定ぶりを強調し、国内経済に自信を示した。

  李首相は共産党機関紙・人民日報への寄稿で、円滑な経済運営を続ける上で「多大な困難」があったにもかかわらず、中国経済は恐らく今年プラス成長を確保し、経済規模が100兆元(約1590兆円)を超える見込みだと指摘。急成長の段階から質の高い発展段階に入ったと論じた。

中国経済、10月に一段と回復-個人消費が着実に増加

8th Trilateral Leaders' Summit

李克強首相(2019年)

  李首相は「中国のような規模の大きな経済にとって、複雑で不安定な世界経済・政治状況下では、安定はある種の進展を意味する」と主張した。

  国内市場を主な経済成長のけん引役としつつ、外需で補完するという新発展戦略「双循環」にも同首相は言及。「閉鎖的な経済運営に従事するために扉を閉じるということでは決してなく、さらに努力して内需拡大と対外開放戦略をしっかり実行するということだ」と説明した。

Recovery Continues

China's industrial output and consumer demand continue to pickup

Source: National Bureau of Statistics

Note: NBS combines Jan.-Feb. data

  一方、国家統計局の元チーフエコノミストで報道官も務めた国務院参事室の特別研究員、姚景源氏は18日、北京で記者団に対し、中国政府は2020年の成長率目標を当初6%に設定したが、新型コロナ感染拡大を受けて見直さなければならなくなり、その後目標設定は見送られたと明かした。

原題:China’s Li Emphasizes Economic Stability Amid Global Recession(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE