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クリントン元国務長官、コロナ対策は不十分-アント巡り不穏な動き

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  • バイデン次期政権は多国間協調主義を立て直すため「新たな努力」を
  • ブルームバーグ・ニューエコノミー・フォーラムで発言した

クリントン元米国務長官は、新型コロナウイルス感染症(COVID19)で打撃を受けた経済を支えるためトランプ大統領が導入した刺激策は不十分で、来年の新議会招集前に追加的な経済対策がまとまることを期待していると述べた。

  ブルームバーグ・ニューエコノミー・フォーラムのパネル討論会に参加したクリントン氏は、COVID19を踏まえた当初の刺激策が「最も必要としていた被雇用者や中小企業の人々に実際に届かなかった」と指摘。トランプ政権で追加策について何らかの合意がなされることを望むが、バイデン次期大統領が「特に働き手や中小企業向けに包括的な救済パッケージを打ち出すことを期待している」と語った。

  クリントン氏はバイデン次期政権が多国間協調主義を立て直すため「新たな努力」をすることが必要だと「強く」考えていると発言。「グローバル化した経済におけるグローバルスタンダードの欠如は、政府だけでなく企業や消費者にとって何がルールかを認識することを非常に難しくする」と話した。

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ヒラリー・クリントン氏

  同氏はまた、「アリババグループアント・グループに関して、中国政府によるかなり不穏な行動」があったと明言。詳しくは踏み込まなかったが、「中国でさえグローバル経済に売り込み、その中で動く必要があり、過去の基準に取って代わる新たな基準を再確立すべきだ」との認識を示した。

  中国政府は最近、アリババや同社傘下のアントなど大企業の影響力を抑えようとしており、アントが予定していた350億ドル(約3兆6400億円)規模の新規株式公開(IPO)は今月、上場直前で突然中止された。  

  ニューエコノミー・フォーラムはブルームバーグ・ニュースの親会社ブルームバーグ・エル・ピーの1部門、ブルームバーグ・メディア・グループが主催している。

ヒラリー・クリントン氏が語った

Source: Bloomberg)

原題:Hillary Clinton Says Covid-19 Stimulus ‘Not Sufficient’(抜粋)

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