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ディストレスト債投資に慎重に転じる-オークツリーのマークス氏

ディストレスト債投資大手オークツリー・キャピタル・グループの共同創業者ハワード・マークス氏は、ディストレスト債が今年の底値を付けた直後に強気に転じていたが、その後の相場上昇で妙味が薄れたとして慎重姿勢に戻った。

  同氏は17日の電話インタビューで、「楽観の度合いが高い時は通常、失望の余地はより大きい」と指摘。「低リターンの環境で高いリターンを上げる主要な方法はリスクを増やすことだが、今はリスクを増やすべき時だとは思わない」と語った。

Oaktree Capital Group LLC Co-Chairman And Co-Founder Howard Marks Interview

ハワード・マークス氏

撮影:ブレント・ルーウィン/ブルームバーグ

  マークス氏はディストレスト債のバリュエーションが急落し供給が急増した後の4月上旬に、攻撃に転じる時だと指摘。相場の底は後になってからしか分からないので、それを見極めて投資しようとするのは「不合理」なことだとの見方を示した。

  現在、ピークを予想しようとすることについても同じことが言えるとマークス氏は述べ、「市場センチメントを予言しようとすればトラブルに陥る」と語った。ただ、今の価格で購入することは賢明だと思わないとして、「恐らく今はピーク付近だ。反発は大きかった」と述べた。

  ディストレスト債の指標であるICE・BofAディストレスト債指数は3月23日に底を付けた後、約50%上昇している。マークス氏は接客や旅行、小売りなどのセクターは問題が過大に認識されているという意味で幾つかの魅力的な標的があるとも語った。

原題:
Howard Marks Pivots Back to Caution After Catching Distress Wave(抜粋)

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