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ドル午後に一時104円割れ、コロナ感染拡大で株安と米金利低下が進む

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は午後に下げ幅を拡大し、一時1ドル=104円台を割った。新型コロナウイルスの感染拡大などを懸念した株安でリスク回避的な流れが強まる中、米金利の低下がドル売り圧力となった。

  • ドル・円は午後3時20分現在、前日比0.2%安の1ドル=104円ちょうど。朝方の104円21銭を日中高値に一時103円96銭まで下落

ドル・円は株安・米金利低下で下落

市場関係者の見方

ドイツ証券の外国為替営業部の小川和宏ディレクター

  • 新型コロナウイルスのワクチン開発が進んでいるのは事実だが、ゲームチェンジャーになるとの楽観論より、足元の感染拡大や米景気回復のモメンタム鈍化が意識されている
  • ドル・円に影響が大きい米中期金利が米連邦準備制度理事会(FRB)の金融緩和で抑えられているので、リスクオンでもオフでもドル・円は緩やかに下方向のままだろう
  • 当面は米大統領選挙後の安値103円18銭が目安か。ワクチン開発が徐々に進んでいるのは事実なので、ドル・円が急落する可能性は低いだろう

IG証券の石川順一シニアFXストラテジスト

  • 株価の調整を受けてドルと円がともに買われ、ドル・円では円買い圧力の方が勝っている
  • FRB(米連邦準備制度理事会)の超金融緩和下で米長期金利が上がらない中、ドル・円ではリスクオンでもオフでもドル売り・円買いが優勢になりがち
  • パウエルFRB議長はコロナの悪影響に対する懸念が強く、経済が多少回復しても緩和の手をすぐに緩めたり、米金利の上昇を容認することはないだろうから、今後もドル安トレンドが軸になる

背景

  • 日経平均株価は前日比286円安で取引を終了
  • 17日の米株式相場は反落。18日の米株価指数先物は時間外取引で下落
  • 米10年物国債利回りは時間外取引で一時0.83%台後半と9日以来の水準に低下
  • FRB議長、米経済の着実な回復を予想-コロナ感染急増が「著しい」リスク
  • 新型コロナ】豪サウスオーストラリア州、6日間ロックダウン
    • 米オハイオ州は感染拡大の阻止を図り、19日午後10時から夜間外出を禁止
    • 東京で493人の新型コロナ感染確認、1日では過去最多
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