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トランプ大統領、OCC長官の指名示唆-次期政権の銀行規制に影響も

  • ブルックス氏の指名承認ならバイデン政権の規制強化計画は複雑化
  • 一度も用いられたことがない権限を使えばOCC長官の解任は可能

トランプ米大統領は、ブルックス通貨監督庁(OCC)長官代行を任期5年の次期OCC長官に指名する意向を示唆した。実現すれば、ウォール街規制の強化を目指すバイデン次期政権の計画は複雑化する可能性がある。

  ホワイトハウスは17日の声明で、ブルックス氏のOCC長官指名承認を上院に求める意向だと説明した。トランプ大統領の任期切れが近づく中での指名は異例だが、承認された場合、バイデン氏がブルックス氏を解任して規制強化により積極的な人物を起用するためには、これまで一度も用いられていない大統領権限を行使する必要がある。

  OCCは財務省の一部門だが、財務長官の直接の管轄下にない。大統領が上院に理由を伝えることによりOCC長官の解任は可能だと規定されているが、この権限はまだ活用されたことがない。

  米銀の重要規制の大半は連邦準備制度と連邦預金保険公社(FDIC)、OCCが共同で策定・承認している。トランプ氏の選んだ人物がこれら機関のトップに就いた場合、バイデン氏が指名する人物によるルール策定に大きな影響が及ぶ可能性がある。

参考記事
シェルトン氏のFRB理事指名承認手続き、上院で阻止-動議否決 (1)
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原題:
Trump Plans to Nominate Bank Watchdog in Potential Blow to Biden(抜粋)

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