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ファイザー、中国バイオテク企業と提携急ぐ-世界2位市場で巻き返し

  • 中国政府による薬価引き下げの取り組みで売り上げ減少
  • 現地企業との提携やライセンス供与が成長維持に寄与-ヒッキー氏

米製薬会社ファイザーは新薬を開発する中国のバイオテクノロジー企業との提携を模索している。中国は世界2位の医薬品市場だが、政府の積極的な薬価引き下げの取り組みで主力薬の利益率が損なわれており、現地企業と組んで成長維持に向けた対応を急ぐ。

  ファイザーは主力薬に高脂血症治療剤「リピトール」や男性用性機能障害治療薬「バイアグラ」などを抱える。中国では特許切れの医薬品価格が90%余り引き下げられたケースもある。

  グローバルポリシー担当シニアディレクター、クリストファー・ヒッキー氏(北京在勤)は今後の成長について、自社のパイプラインというより、現地の新興企業による有望な医薬品やワクチン候補のライセンス供与が一部寄与することになると指摘。16日の北京でのインタビューで、「中国のバイオテクノロジー部門はここ数年で著しく拡大した。中国でこの手の提携に関するチャンスは飛躍的に増えている」と述べた。

  ファイザーは7月、中国のワクチンメーカーの康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス)と同国での髄膜炎ワクチンの販売で合意を結んだ。9月には、別の中国のバイオテクノロジー会社、基石薬業に2億ドル(現在のレートで約208億円)を出資することで合意。同社の株式9.9%を取得するとともに、開発段階にあるがん治療薬の中国本土でのライセンス供与を受けると発表していた。

  中国が支援してきたバイオテクノロジー部門では成果が出始めているほか、同国のジェネリック医薬品市場は欧米の製薬会社を事実上閉め出しているため、現地企業との提携がますます急務となっている。

中国勢は最大95%安い価格提示-世界的な医薬品企業、中国で大苦戦

原題:
Pfizer Seeks Deals With Chinese Biotechs to Offset Lost Revenue(抜粋)

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