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【米国市況】株が反落、コロナ感染拡大を意識-円やポンド上昇

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17日の米株式相場は反落。投資家の関心は新型コロナウイルス感染者数の急増や新たなロックダウン(都市封鎖)措置の導入に移り、ワクチンの登場でパンデミック(世界的大流行)が収束するとの楽観が後退した。

  • 米国株は反落、ドラッグストア安い-テスラは上昇
  • 米国債は長期債中心に上昇、10年債利回り0.86%
  • 円など逃避先通貨が上昇、リスク選好の後退で-ポンドも高い
  • NY原油は小幅続伸、OPECプラスは具体策示さず
  • NY金は小幅安、狭いレンジでの推移継続

  S&P500種株価指数の構成銘柄ではドラッグストアチェーンの下げが目立った。アマゾン・ドット・コムがデジタル薬局の営業を開始したのが背景。テスラは急伸。S&P500種の構成銘柄に採用されたことが買い材料となった。

  S&P500種は前日比0.5%安の3609.53。ダウ工業株30種平均は167.09ドル(0.6%)安の29783.35ドル。ナスダック総合指数は0.2%低下。

  ストーンXのグローバル市場ストラテジスト、ユーセフ・アッバシ氏は「市場は足元の新型コロナ感染動向や今後数カ月の非常に厳しい経済見通しを意識しつつ、ワクチン開発を巡る楽観や進展にも目を向けるという、落ち着かない局面にあるようだ」と指摘した。

Cheapest U.S. stocks are favored after turning tables on momentum-driven shares

  米国債は上昇。利回りはドルに連れる格好で下げた。ニューヨーク時間午後4時50分現在、10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.86%。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長はこの日、米経済がパンデミックから完全に回復するまでにはまだ「長い道のり」があると述べた

  外国為替市場では円やスイス・フランがドルに対し上昇し、他の主要通貨をしのぐパフォーマンスとなった。米欧での新型コロナ感染増で高リスク資産を敬遠する流れとなった。ポンドは全面高。英国と欧州連合(EU)が通商関係などを巡り来週初めにも合意する可能性があるとの観測で買われた。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%低下。ドルは対円で0.4%安の1ドル=104円20銭。ユーロは対ドルで0.1%高の1ユーロ=1.1862ドル、ポンドは0.4%高の1ポンド=1.3252ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は小幅続伸。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国で構成するOPECプラスの共同閣僚監視委員会(JMMC)は、増産を予定通り進めるかどうか具体策を示さなかった。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は9セント(0.2%)高の1バレル=41.43ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント1月限は7セント安の43.75ドル。

  ニューヨーク金先物相場は小幅安。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.1%安の1オンス=1885.10ドルで終了した。米国の追加経済対策が待たれる中、最近の金先物相場は狭いレンジでの推移が続いている。この日はワクチン開発進展による安全資産需要の後退が意識される一方で、新型コロナ感染ペース加速やドル下落も材料視された。

原題:Stocks Ease Off Record Highs With Virus in Focus: Markets Wrap(抜粋)

FX Havens Climb as Risk Appetite Falls; Pound Rises: Inside G-10(抜粋)

Oil Rises With Weaker Dollar Offsetting Uncertain OPEC Output(抜粋)

Gold Prices Get Stuck With Traders in Waiting Game on Stimulus(抜粋)

(市場関係者のコメントを追加、相場を更新します)
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