コンテンツにスキップする

中国企業の米上場廃止につながる規制、SECが年内に提案へ-関係者

  • 中国は自国企業への米公開会社会計監督委員会の監査を拒んできた
  • 新規制の仕上げはバイデン次期政権下の新SEC委員長に委ねられる

米証券取引委員会(SEC)は、米株式市場から中国企業を締め出す可能性のある計画を推し進めている。トランプ政権が終わりに近づく中、米中間の対立をさらに深めるものだ。

  事情に詳しい関係者によれば、SECは年内に、米国の監査基準に準拠しない企業の上場廃止につながる規則を提案する方針だ。

  SEC当局者らは、金融市場に関するトランプ大統領の作業部会が2022年にも発効する可能性のある新規制を求めた8月以降、策定作業を急いできたという。非公開事項であることを理由に関係者が匿名を条件に語った。同作業部会にはクレイトンSEC委員長やムニューシン財務長官らが参加している。

SEC Commissioners Testify Before The House Financial Services Committee

クレイトンSEC委員長

写真家:Andrew Harrer / Bloomberg

  米規制当局は10年余り前から、この問題に頭を悩ませてきた。中国は、アリババグループなど米国に上場する自国企業に米公開会社会計監督委員会(PCAOB)の監査が入るのを拒んできた。米中間の緊張の高まりにくわえ、今年に入って瑞幸咖啡(ラッキンコーヒー)の会計不祥事が明らかになったことも、緊急性を増す要因になった。

  米大統領選後に多くの政府機関が大きな新政策の具体化を控えていることを踏まえれば、SECの動きは異例と言える。トランプ大統領の任期が終わる1月20日までに規制がまとまる公算は小さく、クレイトン委員長も年末で退任する予定となっている。規制策定の仕上げはバイデン次期大統領が選ぶ新SEC委員長に委ねられることになる。

  SECは規制策定計画に関するコメントを差し控えた。SECの作業については米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が先に報じていた。

原題:
SEC Pushes Urgent Plan That Could Delist Chinese Companies (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE