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ラガルドECB総裁、金融緩和の方針変わらず-ワクチンの朗報でも

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  • ラガルド総裁はブルームバーグNEFのインタビューで発言
  • ECBは12月に追加緩和を計画、PEPPと長期資金供給が軸と示唆

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欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、新型コロナウイルスのワクチン開発が成功に近づいているという知らせを受けても、追加金融緩和の方針が根本的に変わらないと考えている。

  ラガルド氏は17日、ブルームバーグ・ニューエコノミー・フォーラムでのインタビューで、ECBは現在の景気低迷悪化を食い止めることに力を注いでいると述べ、ワクチンなどの解決策が2021年に利用可能になることは常に想定されていたと話した。

  ワクチン開発の成功が「ECBの予測を一変させるとは確信を持てない」とし、「ワクチンに関するニュースの前には、各国に相次いで影響を及ぼす感染第2波とその封じ込め措置を巡るネガティブなニュースがあった」と説明した。

ワクチンがECBの見通しを変えるとは思わないと話すラガルド氏

出典:ブルームバーグ)

  これから冬に入るユーロ圏は、新たなロックダウン(都市封鎖)で再びマイナス成長に陥りかねない状況にある。ラガルド氏は12月にECBが金融緩和策を「再調整」するとあらためて表明した。この言い回しは、追加金融緩和を意味すると広く解釈されている。

  追加の金融緩和はパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)と銀行向け長期資金供給が主要な手段になると政策担当者間で考えられていることも、ラガルド氏は示唆。「これらの手段は不可欠と見なされると思う」と述べつつ、「だが、全てが議論される」と付け加えた。

(ニューエコノミー・フォーラムはブルームバーグ・ニュースの親会社であるブルームバーグ・エル・ピー傘下のブルームバーグ・メディア・グループが主催)

原題:
Lagarde Pushes On With Stimulus Plans With Difficult 2021 Ahead(抜粋)

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