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日経平均がコロナ材料に今度は過熱圏に突入ー反動招いた春の記憶

  • 200日線上方かい離は18%、前回17年末~18年初のピーク時に並ぶ
  • コロナ警戒で下振れ、ワクチンで上振れ-三井住友DSアセット

日経平均株価が1000円単位の心理的節目を次々突破し2万6000円台に到達した。短期上昇で長期的な移動平均線からのかい離率も拡大している。

  17日の日経平均は一時150円(0.6%)高の2万6057円に上昇し、投資家の過去1年間の平均売買コストである200日線(2万2050円)からの上方かい離が18%を超えた。

  過去5年で上方かい離が2割に接近した2017年末から18年初にかけてのケースでは、17年11月の18%近辺をピークに勢いは一服、18年2月には200日線水準まで押し戻された。

200日線を大きく上回る

  三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩シニアストラテジストは「日経平均は新型コロナ感染拡大で3月は200日移動平均から下振れたが、今回はワクチン期待で上振れている。いずれもコロナに関わる変動だ」と語る。投資家の平均売買コストを2割上回ると、「かなり過熱感が高まっている。保有価格から上振れしていることで利益確定に動きやすくなる」と言う。

  ことしは3月に200日線からの下方かい離が2割を超える場面があったものの、その後は200日線に収れんした。同氏は「10%超は過去にあったが、長期に維持することはなかった」と述べた。

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