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ドル・円小幅安、ワクチン開発受けた株高進行の一服で-ポンドは上昇

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は小幅下落。新型コロナウイルスのワクチン開発進展を好感した米株高の流れがアジア時間に入り一服感が出て、リスク回避的な円買いがやや優勢となった。ポンドは英国と欧州連合(EU)の通商合意に対する期待感から上昇。

  • ドル・円は午後3時29分現在、前日比0.1%安の1ドル=104円50銭。朝方の104円62銭を日中高値に一時104円42銭まで下落
  • ポンド・ドルは一時0.3%上昇。同時刻現在は0.1%高の1ポンド=1.3213ドル。対円では0.1%高の1ポンド=138円10銭

株価伸び悩みでドル・円は上値が重い

市場関係者の見方

SMBC信託銀行の佐溝将司シニアマーケットアナリスト

  • ドル・円の上値が重いのは、米株が大幅高だったのにアジア時間には株価が伸び悩んでいることが影響。ワクチン開発への期待が行き過ぎているとの警戒感が出ている
  • ポンド高は英・EU交渉が直近のメドとみられていた15日を過ぎても決裂せずに続いていることが好感されているようだ

ソニーフィナンシャルホールディングスの石川久美子為替アナリスト

  • ワクチン開発はポジティブな話だが、実用化と普及には時間がかかる上、効果も見極める必要がある。足元のコロナ感染拡大と経済への悪影響に対する懸念が根強い
  • しかもワクチン開発が金融政策の見通し変更につながる状況でもない。主要国の金融当局は必要に応じて追加緩和も辞さない構えで、金利は上がりにくい
  • ポンドは英・EUの交渉妥結が近いとの報道が追い風になっている。目先は上にも下にも暴れやすい通貨だ

背景

  • 日経平均株価は前日比107円高で取引を終了。午前には下落に転じる場面も
  • 16日のダウ工業株30種平均は1.6%上昇したが、米株価指数先物は17日の時間外取引で下落
  • 新型コロナのワクチン開発が進む一方、感染拡大には歯止めがかからず

    • モデルナの新型コロナワクチン、感染予防に高い効果-暫定結果
    • 米ニュージャージー州は屋内外の集会に関する制限を強化、週末に1日当たりの感染者数が過去最多となったのを受け
  • 英国とEUとのFTA交渉が24日に合意も、英交渉責任者が首相に準備促す-サン
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