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超長期債が上昇、強い20年入札結果受け買い優勢-利回りはフラット化

更新日時

債券相場は超長期債を中心に上昇。前日の米国市場で長期金利が低下したことに加え、この日実施の20年利付国債入札が強い結果となったことを受けて買いが優勢だった。超長期ゾーンの金利低下が大きくなり、利回り曲線はフラット(平たん)化した。

  • 新発20年債利回りは前日比1.5ベーシスポイント(bp)低い0.385%。新発30年債利回りは0.625%、新発40年債利回りは0.665%と、ともに2bp低下
  • 新発10年債利回りは0.5bp低い0.015%
  • 長期国債先物12月物の終値は10銭高の152円17銭。前日の米長期金利の低下を背景に買いが先行し、一時152円18銭まで上昇。その後いったん上げ幅を縮小したが、20年入札結果発表後に買いが優勢となり、再び152円18銭まで上昇する場面があった
先物中心限月の推移

市場関係者の見方

野村証券の中島武信チーフ金利ストラテジスト

  • 20年債入札は最低落札価格が予想を上回り強い結果だった
  • 米大統領選が終わり、ワクチン開発報道でも海外長期金利は上がっておらず、リスク要因がほぼない中でプラス利回りを狙った買いが加速
  • 入札結果を好感して30年債も買われた

三井住友トラスト・アセットマネジメントの押久保直也シニアエコノミスト

  • 海外金利上昇も一服し、節目の水準である0.4%近辺で迎えたことが奏功して20年債入札は非常に強かった
  • 金利上昇を待っていたがなかなか上がらないので、資金を抱え買わざるを得ない投資家が多かった
  • 入札結果を好感して金利が低下しており、フラット化が進行した

20年債入札

  • 最低落札価格は100円15銭、市場予想は100円10銭
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.61倍、前回3.86倍
  • 小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は7銭、前回5銭
  • 備考:日本債券:20年利付国債の過去の入札結果(表)

背景

  • 17日の米10年債利回りは前日比5bp低い0.86%程度で終了。この日の時間外取引では一時0.83%台に低下

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
不成立不成立0.015%0.385%0.625%0.665%
前日比 - --0.5bp-1.5bp-2.0bp-2.0bp
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