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「影の銀行」の規制強化へ、コロナ禍の市場混乱時にリスク増幅

  • 3月の混乱でノンバンクが金融システムの安定性への脅威に-FSB
  • マネーマーケットファンドに関する提案を来年まとめる方針

世界の規制当局は投資ファンドや「影の銀行」に対する規制強化を準備している。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で市場のボラティリティーが高まった際、これら機関が金融システムの安定性への脅威になったと結論付けた。

  3月の混乱時に脆弱(ぜいじゃく)さが目立ったのは、大口投資家が現金確保に走り大量の解約が発生したミューチュアルファンドやマネーマーケットファンド、米国債を対象としたヘッジファンドのレバレッジド取引だった。各国・地域の金融監督当局で構成する金融安定理事会(FSB)が17日に欧州で公表した報告書で指摘した。

  FSBはマネーマーケットファンドにより抵抗力を持たせるための提案を来年まとめ、ノンバンク金融部門がもたらすリスクに対処するための案を2022年に出す方針を示した。

  FSB議長を務めるクオールズ米連邦準備制度理事会(FRB)副議長(銀行監督担当)は16日の記者会見で、「これら問題に対処するため行動する必要があることは明白だ」と語った。クオールズ氏は報告書に付随する書簡で、「混乱を引き起こした構造とメカニズムがなお存在するため」金融システムは依然として脆弱だと指摘した。

原題:
Shadow Lenders Poised to Get Tougher Rules in Global Crackdown(抜粋)

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