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日本株続伸、ワクチン進展と過熱感の綱引き-日経平均2万6000円回復

更新日時
  • 米モデルナのコロナワクチン、94.5%で効果-暫定結果
  • 終値ベースで日経平均2万6000円台は1991年5月14日以来

17日の東京株式相場は続伸。日経平均株価が2万6000円を回復した。過熱感がある中、新型コロナワクチン開発の進展で将来の経済活動が正常化するとの景気回復期待から、保険や銀行などの金融株、陸運や空運、不動産などが買われた。

  • TOPIXの終値は前日比2.85ポイント(0.2%)高の1734.66
  • 日経平均株価は107円69銭(0.4%)高の2万6014円62銭
    • 終値ベースで2万6000円台は1991年5月14日以来

<きょうのポイント>

  • モデルナのコロナワクチン、94.5%で効果-暫定結果

  東洋証券の大塚竜太ストラテジストは、「ワクチン開発進展は大きな出来事。割高やバブルだと言われやすいが株価を押し上げているのは期待」と話した。大和証券投資情報部の石黒英之シニアストラテジストは、日経平均は25日移動平均線とのかい離が8%を超え、「急ピッチな上昇に対する過熱感と、ワクチン開発進展に伴う世界経済正常化への期待が綱引きする状態」と指摘した。

  米国株高の流れを受けて日経平均は寄り付きから2万6000円台で推移したが、過熱感も出ていたことから、TOPIX、日経平均とも中盤に伸び悩み、前日終値を下回る場面があった。午後は方向感を欠きながらも大引けにかけてしっかりした展開になった。

  岡三証券の松本史雄チーフストラテジストは11月以降の株価について、「短期的に過熱感がある上げ方だった」と指摘。米大統領選後のどんな状況でも株価が上昇する良いとこ取り相場から、「ワクチンの開発で経済活動が正常化すれば、将来的に金融引き締めの可能性を織り込み始めてもおかしくない」と話した。ただ、「買いそびれていて過熱感があっても買わざるを得ない投資家は多い」という。

  • 東証33業種では空運、鉱業、保険、鉄鋼、銀行、陸運、ゴム製品などが上昇
  • 精密機器、情報・通信、サービス業、小売業、繊維製品などが下落
TOPIXの推移
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