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超長期債が上昇、コロナ感染拡大で買い優勢との声-先物や中期は軟調

更新日時

債券市場では超長期債が上昇。新型コロナウイルスの感染増加傾向から先行きの景気懸念が根強く、利回り水準の高い超長期債は買いが優勢との指摘が聞かれた。一方、米長期金利の上昇や日本銀行の買い入れオペの結果を受けて先物や中期債は軟調となった。

  • 新発20年債利回りは前日比0.5ベーシスポイント(bp)低い0.40%
  • 新発30年債利回りは一時0.645%、新発40年債利回りは0.685%と、ともに1bp低下
  • 新発5年債利回りは0.5bp高いマイナス0.115%
  • 長期国債先物12月物の終値は2銭安の152円7銭。前日の米長期金利の上昇を受けて売りが先行して、152円5銭で寄り付いた後、152円11銭まで値を小幅切り上げたが、日銀オペ結果を受けて午後は再び上値の重い展開となった
超長期債の利回り推移

市場関係者の見方

パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長

  • 新型コロナワクチン開発進展のニュースは基本的にポジティブなニュースだが、サプライズがなくなってきており、影響は限定的。むしろ、ワクチンが普及すれば、経済対策に伴う追加の国債発行の必要性はなくなるとの見方になりやすい面ある
  • 超長期債を中心に、材料で売られた局面で買おうという姿勢が根強い

日銀オペ

  • 対象は残存期間1年超3年以下、3年超5年以下、5年超10年以下。買い入れ額は各ゾーンとも前回から据え置き
  • 応札倍率は3年超5年以下、5年超10年以下が前回から上昇して売り圧力の強まりが示された
  • SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト
    • 3-5年と5-10年の需給が少し緩んでいるイメージで先物に影響が及ぶ格好となった
  • 備考:過去の日銀オペの結果一覧

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.150%-0.115%0.020%0.400%0.650%0.685%
前日比横ばい+0.5bp横ばい-0.5bp-0.5bp-1.0bp
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