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中国経済、10月に一段と回復-個人消費が着実に増加

更新日時
  • 小売売上高は4.3%増-工業生産と固定資産投資の伸びが予想上回る
  • 成長見通しはポジティブ、当局は刺激策よりも改革優先-ANZ

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中国経済は10月に一段と持ち直した。個人消費が着実に伸びたほか、工業生産と投資が予想を上回った。

  10月の工業生産は前年同月比6.9%増。市場予想中央値は6.7%増、9月は6.9%増だった。小売売上高は前年同月比4.3%増、予想は5%増加。9月は3.3%増だった。調査ベースの都市部失業率は5.3%に若干低下した。

  1-10月の固定資産投資は前年同期比1.8%増。1.6%増加と見込まれていた。

Recovery Continues

China's industrial output and consumer demand continue to pickup

Source: National Bureau of Statistics

Note: NBS combines Jan.-Feb. data

  今回の指標は刺激策や堅調な輸出需要、新型コロナウイルスの抑え込みで中国経済の回復が順調に進んでいることを示した。個人消費も急ピッチで遅れを取り戻しつつあり、工業主導の持ち直しを補完している。

  小売売上高は先月の国慶節(建国記念日)連休による後押しを受けたが、11月11日の「独身の日」まで購入を控える買い物客も多かった。1-10月の累計では小売売上高は前年同期比5.9%減となおマイナス圏にある。

  国家統計局の付凌暉報道官は北京で開いた記者会見で、10月も景気回復が広がりを見せたと説明。飲食の売上高が前年同月比0.8%増と今年初めてプラスになった。

  付報道官は10-12月(第4四半期)の経済成長率が過去2四半期よりも速いペースになる見通しだと詳細を示さずに述べた。

  オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)の大中華圏担当チーフエコノミスト、楊宇霆氏は中国経済が潜在成長率にさらに近づいたと指摘。「成長見通しは引き続きポジティブであり、中国当局は刺激策よりも改革を優先させるだろう」と述べた。

原題:China’s Recovery Strengthens as Consumer Spending Gains (1)、China’s Economic Growth May Pick Up in 4Q: Stats Bureau(抜粋)

(第4段落以降を追加し更新します)
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