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2021年はリスクオンの年、「回復を信じよ」-モルガン・スタンレー

モルガン・スタンレーのストラテジストは「V字型」の景気回復と新型コロナワクチンに関する状況の明瞭化、継続的な政策支援を予想し、これらが来年の株式およびクレジット市場に有利な環境をもたらすとみている。

  アンドルー・シーツ氏らストラテジストは2021年の見通しで、株式と社債を現金と国債に対してオーバーウエートとし、ドルを売ることを勧めた。ボラティリティーは低下する見込みだとし、商品市場については「忍耐」を促した。

  ストラテジストはリポートで「世界的な回復は、大半のリセッション(景気後退)後『ノーマル』に沿い、持続可能で同時的に進行し政策に支えられるだろう」として「信頼を失うな、回復を信じよ」と呼び掛けた。

  世界の株式の指数は16日、ワクチンと米追加財政政策への期待を背景に過去最高に向かっているが、新型コロナ感染再拡大とそれに伴う制限措置、財政支出を巡る米議会の不一致を理由に短期的な困難を指摘する声もある。

  JPモルガン・チェースとゴールドマン・サックス・グループはモルガン・スタンレーと同様に、株式に強気だ。JPモルガンのストラテジスト、マルコ・コラノビッチ氏は米大統領選挙の結果が米国株の強気要因だとし、ゴールドマンのデービッド・コスティン氏は社会が来年徐々に正常化するとみている。

  モルガン・スタンレーは一直線の相場上昇は予想せず、冬季の新型コロナ流行が想定以上となることや長期的な緊縮財政の復活をリスク要因に挙げた。

  モルガン・スタンレーの予想は以下の通り。

A gauge of global stocks is heading toward overbought territory
  • S&P500種株価指数は2021年末までに3900に達する
  • 10年物米国債利回りは同年末までに1.45%に上昇
  • ドル指数は同年末までに約4%下落
  • 投資適格よりも高利回りクレジット、高利回り債よりもレバレッジドローンを有望視
  • 21年末の金相場予想は1オンス1950ドルから1825ドルに引き下げ

原題:
Morgan Stanley Says Go Risk-On and ‘Trust the Recovery’ in 2021(抜粋)

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