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ロビンフッドのデイトレーダー軍団、テーマ型ETFの人気を後押し

  • 若者の関心や日々の生活を反映したファンドに個人投資家が集まる
  • 一方で、プロの投資家は総じて敬遠しているもよう

「ロビンフッド」世代のデイトレーダーが今年、テスラの急伸やハーツ・グローバル・ホールディングスの急落など個別銘柄の急激な動きの多くを引き起こしてきたことはよく知られている。こうしたリテール投資家が今度は、テーマ型上場投資信託(ETF)市場の成長を促している。

  遠隔治療やゲーム、ペットケアなどのテーマに沿って組成されたETFには今年これまでに200億ドル(約2兆1000億円)余りが流入し年間ベースで過去最高に向かっている。ブルームバーグのデータによれば、11月も25億ドルが流入した。

  今年人気が広がった取引プラットフォームのロビンフッドによると、若者の関心や日々の生活を反映したこれらのファンドに個人投資家が集まり始めている。一方で、プロの投資家は総じて敬遠しているもようだ。

デイトレーダーが市場を意のままに-「それ見たことか」と自信満々

  CFRAのETF調査担当ディレクター、トッド・ローゼンブルース氏は「機関投資家にとっては、恐らくデューデリジェンス(精査)を行う時間もないほど新しい」と指摘した。こうしたカテゴリーのETFは約15年前から存在するが、本格的なものは2014年の「ETFMAGプライム・サイバー・セキュリティーETF」(HACK)が最初だという。

Assets in thematic ETFs have more than quadrupled in the past five years

Source: Bloomberg

  リテール投資は今年、新型コロナウイルスのために外出が制限された個人の間で盛んになった。テーマ別ETFは新型コロナでの外出自粛とリテール投資拡大という2つの波に乗った。

  今年始まったテーマ別ETF15本には在宅トレンドに着目したものも幾つかある。「ラウンドヒル・スポーツ・ベッティング・アンド・iゲーミングETF」(BETZ)や「ワーク・フロム・ホームETF」(WFH)などで、その多くに多額の資金が流入している。

  ロビンフッドやM1など手数料無料の取引プラットフォームはETFよりも個別株の売買に適しているが、目を引くティッカーや取引の容易さと低コストがファンを増やしている。

原題:Robinhood Army Propels Thematic ETFs to a Record-Setting Year(抜粋)

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