コンテンツにスキップする

日産株が急反発、4カ月ぶり上昇率-第2四半期営業損失が縮小

更新日時
  • 市場予想を上回る業績を受け、「ポジティブサプライズ」との声も
  • 会社下期見通しは、7-9月期の実績踏まえると「保守的」-シティ

日産自動車の株価は13日、一時前日比8.1%高の442円と7月15日以降で最大の日中上昇率をつけた。同社が前日に発表した7-9月期の決算で、営業損失が前四半期比で大幅に縮小していたことが好感された。

  シティグループ証券の吉田有史アナリストは12日付のリポートで、「同社にとって久しぶりに良いニュース」と評価。

  1-3月期以降には10月に北米で投入した新型スポーツタイプ多目的車(SUV)「ローグ」(日本名・エクストレイル)の「投入効果も見込めるため、新型車投入前の収益改善は前向きに捉えること」ができるとの見方を示した。下期(10-3月期)の営業損失見通し1812億円は第2四半期の実績を踏まえると「保守的な印象」と指摘した。

赤字幅縮小で株価は急反発

  日産の内田誠社長兼最高経営責任者(CEO)は12日のオンライン記者会見で、ローグについて「好評をいただいている」とし、今後の新車投入に合わせて広告宣伝費などの投資を積極的に行っていく考えを示した。

  新車投入に伴う投資の増加などにより、下期に見込む収益水準が「まだ数字的に見ると少し保守的に見えるじゃないかというところはあろうかと思う」と述べていた。

関連記事:日産、7-9月期営業損失大幅に縮小-新車攻勢で危機脱却目指す (2)

  SMBC日興証券の木下壽英アナリストもリポートで、日産の7-9月期営業損失は「一過性要因199億円を除いても大幅上振れで、ポジティブサプライズ」との見方を示した上で、下期については会社側が示したマーケティング費用などがそれほど大きな減益要因となるのかについては「疑問も残る」と指摘した。

  日産の7-9月期の営業損益は48億円で4-6月期の1539億円の赤字から大幅に改善。ブルームバーグが決算発表前に集計したアナリスト7人の営業損益予想の平均値1480億円の赤字を上回った。今期(2021年3月期)の営業損益についても3400億円の赤字の見通しと従来予想(4700億円の赤字)から赤字幅が縮小すると発表していた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE