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ラガルドECB総裁、デジタルユーロ導入の可能性を示唆-数年以内に

  • ユーザーにとってより安く、速く、安全なら検討すべきとラガルド氏
  • 資金洗浄など懸念対応でプロジェクト開始まで2-4年かかる可能性

欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は12日、ECBが数年以内にデジタル通貨を創設する可能性を示唆した。実現すればユーロ圏の金融セクターに劇的な変化をもたらすことになる。

  ラガルド総裁はバーチャル形式で開催されたECB主催のパネル討論会で、「ユーザーにとってより安く、より速く、より安全なら検討すべきだ。ユーロ圏の自治と通貨主権の向上に寄与するなら検討すべきだと考えている」と語った。

  ただ、マネーロンダリング(資金洗浄)やプライバシー、関係するテクノロジーを巡る懸念に対応するため、プロジェクト開始までには2-4年かかる可能性があるとしている。

  同討論会に出席した米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長とイングランド銀行(英中銀)のベイリー総裁は慎重な姿勢をあらためて示した。パウエル議長はこの件について「入念にしっかりと」検討するとしており、ベイリー総裁は「影響を十分に考慮するため多くの大変な作業がある」と述べた。

  ECBは先月、デジタルユーロの実験を開始するとともに、デジタル通貨導入について一般から意見を募ると発表。2021年半ばをめどに、デジタルユーロのプロジェクトを始めるかどうかを決定すると表明していた。

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原題:
Lagarde Says Her ‘Hunch’ Is That ECB Will Adopt Digital Currency(抜粋)

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