コンテンツにスキップする

ヘッジファンド、モメンタム株など集中で手痛い目覚め-流れは変わる

  • 9-10日の株式市場ではワクチン期待で急激なローテーションが発生
  • 在宅関連銘柄が売られ、コロナ流行で下落していた銘柄が買われた

ヘッジファンドは今週の市場混乱から手痛い教訓を学んだ。流れは変わるということだ。

  新型コロナウイルスのワクチンについて有望なニュースが出たことで、株式市場では9、10両日に急激なローテーションが起こった。ゴールドマン・サックス・グループのプライムブローカー部門がまとめたデータによれば、割安度やキャッシュフローなど企業のファンダメンタルズに基づいてロングやショートのポジションを取っていたファンドは、アルファ(ベンチマークを上回るリターン)が3月以来の大幅な縮小となった。

  9日に相場の勝ち組と負け組が記録的なスピードで入れ替わったためだ。ズーム・ビデオ・コミュニケーションズやアマゾン・ドット・コムのように外出自粛が追い風となって上昇していた銘柄は売られ、航空株や金融株など新型コロナ流行で下落していた銘柄が上げを主導した。

  モメンタム株の指標であるダウ・ジョーンズUSシーマティック・マーケット・ニュートラル・モメンタム指数は9、10両日に16%下落。その後反発したが前週末比でまだ11%安い。

  今週のモメンタム株の不調は、勝ち組が永久に勝ち続けると考えていたファンドに厳しい現実を突き付けた。ファンダメンタル・ヘッジファンドのモメンタム株へのエクスポージャーは先週末時点で、5年間のレンジの98パーセンタイルの水準にあった。ゴールドマンのデータが示した。こうしたファンドのアルファは9、10の2営業日で2ポイント低下した。

  マーケットトレンドとボラティリティーに基づいて投資するヘッジファンドが大きな打撃を受けたほか、規模やバリューなど多数の投資ファクターが数十年ぶりのスピードで反転し、ファンドのリターンを台無しにした。ゴールドマンの計算によれば、こうしたファンドが今年積み上げてきたアルファは9、10両日にほぼ消失した。

Hedge funds saw worst alpha since March amid Monday’s violent stock rotations

原題:
Hedge Funds Loading Up on Darling Stocks Got a Rude Awakening(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE