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新型コロナは去らず、バーゲンセールに備えよ-オーク・ヒルCEO

  • ワクチン年内承認でも米国民に行き渡るのは来年4-6月以降
  • 不動産向けクレジット参入-今後2、3年にディストレスト投資好機

一部の企業は新型コロナウイルス危機によってあまりにも打撃を受けたため、ワクチンが開発されても破綻を免れることはできない。オーク・ヒル・アドバイザーズのグレン・オーガスト最高経営責任者(CEO)が5億ドル(約520億円)を費やす準備をしているのはこのためだ。

  オーガスト氏(59)はブルームバーグのインタビューで、「新型コロナはまだ去っていない」と述べ、事業を何カ月も閉鎖するなどシステムに衝撃を与えると、影響は深く流動性への必要性は大きくなると指摘した。

  実際、もしワクチンが米国で年内に承認されても米国民に行き渡るのは2021年4-6月(第2四半期)以降だろう。その間に感染者数は増え、制限措置も広がり、それらが早急に解除される兆候はない。

Oak Hill Has Positions in Both

  オーク・ヒルはコロナ感染の初期に、旅行会社向けにテクノロジーを提供するセーバーやクルーズ船運営のカーニバルなど苦境に陥った企業に救済ファイナンスを提供。4月に引き受けたこれらの社債はその後値上がりし、カーニバル債を8月に売却した際には4カ月で約10%の利益が出た。

  4月ごろの「並外れたバリュー」はその後薄れ、米金融当局の支援がクレジット市場に窮状が広がるのを防いでいるが、オーガスト氏はそれでも、短期的な資金難に見舞われた企業に貸し付けることで年率15%の利益が得られると考えている。

  同氏によるとオーク・ヒルはまた、不動産向けクレジットにも参入している。「恐らく今後2、3年に大きなディストレスト投資の機会が訪れる」との見立てだ。

  

オーク・ヒル・アドバイザーズのグレン・オーガストCEO

出典:ブルームバーグ)

原題:Oak Hill’s August Hunts Asset Bargains: ‘Covid Is Not Yet Gone’(抜粋)

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