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ホワイトハウス、米景気対策交渉から距離を置きつつある-関係者

更新日時
  • 民主ペロシ氏との交渉再開を共和マコネル氏に委ねていると関係者
  • バイデン氏が民主指導者2人と協議、景気対策の緊急の必要性巡り

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トランプ米政権は新型コロナウイルス禍に対処する追加景気対策の交渉から距離を置きつつあると、事情に詳しい関係者2人が明らかにした。停滞が続いている民主党のペロシ下院議長との協議の再開を、マコネル共和党上院院内総務に委ねているという。

  これら関係者によると、ホワイトハウスが追加景気対策の細部を巡り共和党議員と話し合うことは恐らくあるだろうが、現在のところ、交渉で主導権を握る公算は小さい。関係者らが内部の討議であることを理由に匿名を条件に語った。交渉を完全にやり直す必要がある場合のみ、協議を主導するという。

  トランプ政権当局者らが交渉から距離を置きつつある中、バイデン次期大統領は12日、ペロシ議長、シューマー民主党上院院内総務と協議し、年内に州・地方自治体支援などの景気対策を議会通過させる「緊急の必要性」について話し合った。3氏が共同声明で明らかにした。

  声明は追加景気対策の規模に言及しなかったものの、ペロシ、シューマー両氏はこの日、先に提案した2兆4000億ドル(約252兆円)規模の包括案への支持をあらためて表明した。しかし、共和党が主張する規模とは大きく懸け離れており、来年1月より前の行き詰まり打開の公算は小さい。

  共和党のマコネル氏は5000億ドル前後の規模を支持しており、政権側の交渉役を務めたムニューシン財務長官が提示した規模よりさらに小さい。

  グラスリー上院財政委員長(共和)は、「まだマコネル氏とペロシ氏は協議を行っていないが、マコネル氏はもはや取引をムニューシン氏に頼らないだろう」と指摘。「マコネル氏は役割を引き継いで取りかかり、やり遂げようとするつもりだと思う」と語った。

  マコネル氏のオフィスは、協議におけるホワイトハウスの役割についてコメントを控えた。

  トランプ大統領は11月3日の選挙後に大規模な経済対策の実現を目指すと明言し、約2兆ドル規模の案を承認する意向も示していた。しかし現在は大統領選激戦州でのバイデン氏の勝利を覆すことに注力している。

Source: Bloomberg)

原題:White House Leaves Stimulus to Congress as Biden Enters Fray(抜粋)

(バイデン氏の情報などを追加して更新します)
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