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BNPを仏当局が調査、ドイツ銀事業取得で中間業者に支払い-関係者

  • BNP、元ゴールドマンのバンカーに数十万ポンドを支払う
  • 外部の中間業者への支払い、不適切と見なされる場合も

フランスの銀行BNPパリバドイツ銀行のヘッジファンド向け事業を取得した取引について、仏規制当局が中間業者への支払いを巡り調査している。  

  事情に詳しい関係者によると、BNPは2019年9月にドイツ銀と合意した数カ月後、元ゴールドマン・サックス・グループのバンカー、サイモン・ロイド氏に数十万ポンドを支払った。仏汚職防止機構(AFA)は通常の監査過程でこの問題を特定し、今後数週間以内に報告書を出す予定だという。

  英金融行動監視機構(FCA)もこの支払いについて指摘を受けたが、正式に調査を開始するかどうかは不明だと関係者が述べた。

  銀行が取引相手方を見つけるために外部の中間業者に支払いをすることは、不適切と見なされる場合がある。仏銀ソシエテ・ジェネラルは18年にリビアとの取引のために賄賂を支払ったとして10億ドル余りの制裁金を支払った。ドイツ銀もデリバティブ(金融派生商品)取引を手配した中間業者への支払いを巡り、オランダの住宅会社から訴えられた。

  BNPとドイツ銀、AFA、FCAはコメントを控えた。ロイド氏は調査の対象ではなく不正に問われてはいない。同氏へのメッセージには応答がない。

  ドイツ銀は19年にヘッジファンド向けプライムブローカー業務からの撤退を決め、BNPと米シティグループが買い手候補として浮上した。

  関係者によれば、ゴールドマン退社後にロンドンで助言会社を経営していたオーストラリア人のロイド氏は、ドイツ銀の売却の意向をBNP幹部に知らせた。BNP内の何人かは後で、不適切な慣行ではないかと懸念したという。一方のドイツ銀はロイド氏から電話でBNPの関心を伝えられた。

  BNPは結局、ドイツ銀と合意に達したが、ロイド氏への支払いはその半年余り後の今年前半に行われたという。

原題:BNP Paribas Probed Over Middleman Payment for Deutsche Bank Deal(抜粋)

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