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ジョンソン英首相の上級顧問が辞任、EU離脱推進派内に亀裂-関係者

  • メディア戦略担当ケイン氏が辞任、盟友カミングス氏も続くとの臆測
  • EU離脱の国民投票でジョンソン氏に協力、英政府政策に影響も

ジョンソン英首相の上級顧問でメディア戦略を担当するリー・ケイン氏が辞任した。首相府内部の権力闘争が背景にあり、政権の安定を揺るがしかねない。

  ケイン氏は11日夕方に辞任を発表した。同氏の盟友でジョンソン首相に強い影響力を持つドミニク・カミングス上級顧問の将来にも、不透明感が高まった。欧州連合(EU)との通商交渉責任者を務めるデービッド・フロスト氏らもこの状況に不満を持っていると、事情に詳しい関係者が明らかにした。

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リー・ケイン氏

写真家:レオンニール/ゲッティイメージズ

  関係者の説明によると、ケイン氏の首相首席補佐官就任を同氏とカミングス氏がジョンソン首相に掛け合ったが、最終決定を下す前にこの人事の可能性が11日に報道されたことに首相が立腹、衝突が生じた。同日夕方までにケイン氏は辞任を決意。辞意表明の声明で、同氏は首席補佐官のポストを提示されたと述べたが、固辞した理由を説明していない。

  カミングス氏とケイン氏は共に、2016年の国民投票でジョンソン氏のEU離脱支持キャンペーンに協力していた。ケイン氏に続いてカミングス氏も辞任すれば、最終段階に入ったEUとの交渉準備に支障が出るとの懸念が広がっている。EU離脱推進派の首相側近らに生じた亀裂は、政策に影響を及ぼす可能性がある。

原題:Johnson’s Senior Aide Quits Amid Tensions in U.K. Government (2)(抜粋)

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