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ブラジル、中国「コロナバック」ワクチン治験再開-有害事象で中断後

  • 治験中止が政治的動機に基づいていたとの批判が背景にある
  • 中国は危機解決策を用意する信頼性を欠き、安心得られないと大統領

ブラジルは、中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)が開発した新型コロナウイルス感染症(COVID19)ワクチンの臨床試験を停止する決定を撤回し、中断から2日足らずで治験再開を認めた。治験中止が政治的動機に基づいていたとの批判が背景にある。

ブラジル保健当局、中国「コロナバック」ワクチンの治験停止

  ブラジル国家衛生監督庁(ANVISA)はウェブサイトに11日掲載した資料で、有害事象に関する「不確かなデータ」を当初入手した結果、9日遅くに治験を停止したが、新たな情報が得られたため決定を撤回したと説明。モニターを継続するとしている。

  ブラジルでのワクチン生産でシノバックと提携しているブラジルのブタンタン研究所は10日、治験中断について、事前に警告を受けておらず、報告された治験参加者の死亡はワクチンと無関係だと反論した。

  シノバックのワクチン「コロナバック」を巡っては、ボルソナロ大統領が先月、中国はコロナ危機の解決策を用意する信頼性を欠いており、ワクチンに国民の安心が得られないだろうと主張し、批判を強めていた。大統領はこれまでのところ治験再開についてコメントしていない。

原題:
China’s CoronaVac Trial Resumes in Brazil After ‘Adverse Event’(抜粋)

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