コンテンツにスキップする

ドル・円は105円前半へ小幅下落、実需の円買いや米株先物軟調で

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=105円台前半へ小幅下落。新型コロナウイルスのワクチン開発期待や感染拡大による景気の先行き懸念など強弱材料が混在する中、実需のドル売り・円買いや軟調な米株先物が重しとなり、やや水準を切り下げた。

  • ドル・円は午後3時10分現在、前日比0.2%安の105円23銭。朝方付けた105円48銭から一時105円19銭まで軟化
  • クロス円(ドル以外の通貨の対円相場)も下落。ユーロ・円相場は0.3%安の1ユーロ=123円85銭
ドル・円一目均衡表

市場関係者の見方

マネーパートナーズの武市佳史チーフアナリスト

  • 国内実需が円買い方向に少し傾いている中で上値が重いのは事実
  • 直近ではワクチン開発の好材料で持ち上がったが、米感染拡大という悪材料もあるので、基本拮抗している状況で方向感は定まりづらい

バークレイズ証券の門田真一郎チーフ為替ストラテジスト

  • 株も為替もワクチンのニュースで急激に上がったところからの値固めのような局面。何か新しいトレンドが出ているということではないだろう
  • 東京時間は日本人の売りなども出やすく若干下がっているが、105円前半のレンジど真ん中で方向性が出ているものではない

大和証券の石月幸雄シニア為替ストラテジスト

  • 過度な楽観はいったん落ち着いたかもしれないが、米株はグロースに行ったりバリューに行ったり循環が効いていて、市場全体を見るとリスクオフムードはあまり感じられない
  • ドル・円はきのう105円で下値を確認した一方、いったん一目均衡表の雲の上限を抜けたがキープできず、まだ完全に強気相場という感じではない

背景

  • 11日の米国株はS&P500種株価指数とナスダック総合指数が上昇した一方、ダウ工業株30種平均が反落。12日のアジア時間の米株価指数先物は下落に転じ、日本株含めアジア株はまちまち
  • コロナ感染拡大により、米ニューヨーク州ではバーやレストランが時短営業に。欧州でも感染再拡大に歯止めがかからず
  • 日本国内でも感染例が増加。西村経済再生担当相は「このまま続けば、より強い措置を取らなければいけない」と述べたと時事通信が報道
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE