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ソフトバンクG出資の貝殻找房、創業者が世界の富豪トップ100入り

  • 創業者の左暉氏、資産200億ドル-ブルームバーグ・ビリオネア指数
  • 8月のNY上場以降、貝殻找房の株価は3倍余りの水準に上昇

中国の不可解な不動産市場に透明性をもたらすことが貝殻找房(KEホールディングス)を創業した左暉氏の使命だ。

  貝殻找房にはソフトバンクグループテンセント・ホールディングス(騰訊)、ヒルハウス・キャピタル・グループが出資。不動産オフィスの全国網を20年近く展開してきた同社は、2年前に始めたデジタルプラットフォームで人工知能(AI)アルゴリズムを用いて買い手と売り手を結び付ける。

  このプラットフォームのサイト構築・運営費用はかさむ。研究開発に昨年16億元(約255億円)を投じ、それ以外に一般管理コストとして84億元をかけた。黒字化はまだだが、貝殻找房の会長を務める左氏にとっては価値ある投資だ。

Key Speakers At The China Green Companies Summit

左暉氏

写真家:Qilai Shen / Bloomberg

  左氏は新規株式公開(IPO)目論見書で、「『正しい』ことを行う際は経済利益の短期的犠牲を伴うことが多いということが最も難しい点だ」と説明。「最初の挑戦が長期成功への道を開く」とコメントした。

  これまでのところ戦略は機能している。昨年の売上高が460億元と2017年から80%増えた同社は、住宅取引・サービスで中国最大のプラットフォームとなった。

  貝殻找房は今年8月のニューヨーク上場以降、株価が3倍余りの水準に上昇。ブルームバーグ・ビリオネア指数によれば、左氏の資産は200億ドル(約2兆1000億円)に達し、世界の資産家上位100人に入った。

  イコールオーシャンのシニアアナリスト、フォン・リンヤン氏は「不動産事業には多大な時間と努力、ノウハウが必要だ。市場を支配するまで製品・サービスを補助できる消費者テクノロジー業界とは異なり、不動産事業にはエージェントと買い手がどのように動くかに関するリアルな知識が必要だ。貝殻找房の強みはこの点にあり、他のテクノロジー企業が挑むには難しい参入障壁だ」と指摘した。

原題:Founder of Zero-Profit China Property Site Is Worth $20 Billion(抜粋)

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