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中長期債が上昇、米長期金利低下受け買い先行-感染者増でリスク回避

更新日時

債券相場は中長期債を中心に上昇した。前日の米国市場で長期金利が低下した流れを引き継ぎ、買いが先行。その後は新型コロナ感染者数の増加やワクチン開発の影響に対する懐疑的な見方からリスク回避の買いが支えた。半面、30年物や40年物の超長期ゾーンは売りが出て軟調となった。

  • 新発5年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.115%、新発10年債利回りは0.5bp低い0.02%
  • 新発30年債利回りは0.655%、新発40年債利回り0.695%と、いずれも0.5bp上昇
  • 長期国債先物12月物の終値は10銭高の152円10銭。152円15銭に上昇して寄り付き、その後は上値が重くなったが、午後に入り再び152円15銭まで買われる場面もあった
先物中心限月の推移

市場関係者の見方

野村証券の中島武信チーフ金利ストラテジスト

  • 米長期金利の上昇一服で国内金利に低下圧力が加わっている
  • マネーの行き場を失った地方勢が20年債を買っている一方で、30年債の買い手は押し目買い主体なので金利低下にはより慎重

三井住友DSアセットマネジメントの深代潤上席参与

  • ワクチン開発を巡る楽観論を中央銀行トップがけん制したことで株価が下落。内外とも感染者数が増えていることもあり、債券を売る理由がなくなってきている
  • 第3次補正予算規模を巡る不透明感や7-9月の国内総生産(GDP)が良さそうなこともあり、債券相場はまだ振れはありそう

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.145%-0.115%0.020%0.400%0.655%0.695%
前日比横ばい-1.0bp-0.5bp-0.5bp+0.5bp+0.5bp
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