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Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg
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シタデル、「戦略的論理」入手とGSAを訴え-アルゴリズム情報漏洩

  • 約42億円の支払いとトレーディングモデルの使用差し止めを求める
  • 戦略的論理にアクセスできたのは社員3000人のうち15人だけだった
A green light signals the power switch on a computer server unit inside a communications room at an office in London, U.K., on Monday, May 15, 2017. Governments and companies around the world began to gain the upper hand against the first wave of an unrivaled global cyberattack, even as the assault was poised to continue claiming victims this week.
Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

ケネス・グリフィン氏率いるヘッジファンド運営会社シタデル傘下のシタデル・セキュリティーズは、英ヘッジファンド運営会社GSAキャピタルを相手取り起こした訴訟で、同社が秘密のアルゴリズムから得た情報を見なかったことにはできないと訴えた。

  シタデル・セキュリティーズは、同社のシニアトレーダーからGSAが秘密のトレーディング戦略を入手する一方、テキストやワッツアップのメッセージを使いその痕跡を隠したと主張。約4000万ドル(約42億円)の支払いに加え、GSAによるトレーディングモデルの使用差し止めを求めた。

  シタデル・セキュリティーズの代理人デービッド・クレイグ弁護士はロンドンの裁判所への10日の文書で、「シタデルが億単位の年間収入をどこでどのように生み出しているか、GSAの最高経営幹部は今では知っている。その情報は忘れることもできなければ、考えないでいることもできない」と指摘した。

  1億ドル余りを開発に費やした「ABCストラテジー」と呼ばれる極めて重要な自動トレーディングモデルの「ストラテジックロジック(戦略的論理)」にアクセスできたのは、シタデル・セキュリティーズの社員3000人のうちわずか15人だけだったとクレイグ氏は説明した。

  そのうちの1人だった欧州の元ヘッドトレーダー、ベダト・コログル氏は、不調に終わった採用の話し合いの過程で、シタデル・セキュリティーズが独自モデルに基づくと主張するトレーディング戦略プランをGSAに提供したという。シタデル・セキュリティーズとGSAの広報担当者は、この件でコメントを控えている。コログル氏に電子メールでコメントを求めたが、返答はない。

原題:Citadel Securities Says Its Leaked Secrets ‘Can’t Be Unseen’(抜粋)

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