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レームダック化するトランプ政権、市場は最後まで気を抜けず

  • トランプ大統領の決定は引き続き金融市場全体に影響する可能性
  • 中国との対立や欧州との貿易摩擦などが市場を揺り動かす要因に

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金融市場が神経をとがらせてきたトランプ米大統領のツイートも、来年1月20日にはその影響力の大半を失うことになる。ただ、そこまでにはまだ約10週間残っている。  

  民主党バイデン氏の大統領選勝利が認定された後は、トランプ政権はいわゆるレームダック状態に入る。しかし、混乱を引き起こす力は保ったままであり、さまざまな決定で投資家を動揺させる恐れがある。実際、9日にはエスパー国防長官を更迭した。

  中国との幅広い対立や欧州との貿易摩擦、12月に期限が迫る米連邦政府予算の成立などは全て、市場を揺り動かす要因となる。ポンペオ国務長官は今週に入り、米国の対中強硬策に関しては「まだ終わっていない」と述べた

  ユーラシア・グループの子会社であるGゼロメディアのガブリエル・デビンスキ氏は「不満を抱えて職を退くトランプ大統領はとても協力的な気分ではないだろう」と指摘。 「この後のレームダック政権は、これまで以上に波乱に満ちたものになる恐れがある」と話した。

Trump's tweets halting stimulus talks roiled U.S. stocks and bonds in Oct.

  トランプ氏による一方的な行動の連発がいかに市場を揺さぶるかは、10月を振り返れば一目瞭然だ。景気刺激策協議の中止を決めたとの同氏のツイートは米株相場を急落させ、米国債相場を急伸させた。

  シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)先物の1月限が、足元で12月限と2月限より高い水準で取引されていることは、投資家が相場乱高下の可能性に備えていることを示している。

U.S.-China trade war led to Asian shares underperforming in 2018

原題:
Lame-Duck Trump Has Potential to Upset Markets With Final Acts(抜粋)

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