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ECBは12月行動を、デフレリスク予防で-スペイン中銀幹部

  • スペイン中銀チーフエコノミストのアルセ氏がインタビューで語った
  • インフレが目標を上回る状況を一時的に容認する戦略も検討すべきだ

欧州中央銀行(ECB)はユーロ圏のデフレリスクを遠ざけるため、12月に追加の金融緩和策を打ち出さなければならないと、スペイン銀行のチーフエコノミスト、オスカル・アルセ氏が指摘した。

  同氏は10日マドリードでのインタビューで、デフレ「リスクの出現を確実に防ぐために、迅速かつ強力に行動しなければならないことをわれわれは認識している」と述べた。デフレのリスクはスペインだけではなくユーロ圏全体を脅かしていると付け加えた。

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オスカル・アルセ氏

出典:Banca de Espana

  新型コロナウイルス禍の中でユーロ圏のインフレ率は8月以降ゼロを下回っている。

  アルセ氏は「価格がほとんど上昇していないか下落している商品の割合が増えている。これはリスクの指標だ」と述べた。スペイン銀行のデコス総裁も同様の懸念を示している。

  アルセ氏は新型コロナのワクチンに関する9日のニュースに触れ、経済の「下振れリスクを幾らか減らす」ものの、「非常に短期的な解決策ではなく、ワクチンが広く配布されるまでにはまだしばらく時間がかかることをわれわれは知っている」と語った。

  長期的には、インフレが一時的に目標を上回ることを容認する米金融当局のような戦略を検討すべきだとの考えを示した。現在の目標は「2%弱」だが、2%ちょうどのような目標の方があいまいさや誤解のリスクを低減できるだろうとも述べた。

原題:
ECB Must Act to Fend Off Deflation, Bank of Spain Official Says(抜粋)

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