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ドル・円小幅安、輸出などの実需が重し-緩和期待後退でNZドル急伸

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は小幅安。新型コロナウイルスのワクチン開発を巡る過度なリスク選好ムードに一服感が出るなか、輸出企業など実需の売りがやや重しとなった。ニュージーランド(NZ)ドルは大幅上昇。NZ準備銀行(中央銀行)による銀行向け資金供給の開始を受けて一時売られたが、オア中銀総裁の発言を受けてマイナス金利導入期待が後退し、買い戻しが強まった。

  • ドル・円は午後3時現在、前日比0.1%安の105円21銭。朝方に付けた日中高値105円32銭から一時105円01銭まで下落する場面も
  • NZドル・ドルは0.9%高の1NZドル=0.6893ドル。一時は0.6904ドルと昨年3月以来の高値を更新
上昇からもみ合いに

市場関係者の見方

ソニーフィナンシャルホールディングスの石川久美子為替アナリスト

  • ファイザーのワクチンの件は消化した感があり、今はポジションを調整しながら次の材料待ち
  • ワクチン開発がさらに進んでも実用化や有効性などが問題になってくるので、経済がコロナ前に戻るのがかなり遠いのは間違いない。米大統領選もまだもめており、リスクオンにもリスクオフにも継続的に傾くのは難しい

オーストラリア・ニュージーランド銀行外国為替・コモディティ営業部の町田広之ディレクター

  • きょうは米国が祝日ということもあり、東京時間のドル・円は需給中心で重い。欧州時間に戻す可能性はあるものの、ニューヨーク時間にかけては動きが乏しくなりそう
  • 市場は米長期金利が1%を超えて上昇していくのを受け入れつつあるようにみえる。ドル・円は105円台で居心地の良さを見出しているが、チャート形状も悪くはないし、米金利の1%乗せが上ひげに終わらなければ上がる可能性をみている

背景

  • ファイザーのワクチン候補、乗り越えなければならないハードルはまだ多いと専門家-安全性や有効期間は不明
  • 米共和党、大統領選の敗北認めず-異議唱える動きエスカレート
  • 11日のアジア時間の米株価指数先物は一時のマイナスから上昇に転換。日本株は続伸、中国株は軟調
  • NZ中銀は銀行向け低金利資金供給を12月から導入すると発表。政策金利(0.25%)と資産購入規模(最大1000億NZドル)は据え置き
  • オアNZ中銀総裁は会見でマイナス金利が必要か判断するのは時期尚早と発言
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