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ゴーン被告、逃亡協力者が日本で「人権侵害」に直面すると主張

  • 逃亡ほう助の容疑者親子、日本移送の回避を目指し法廷闘争
  • ゴーン被告が逃亡協力者の裁判に公に介入するのは今回が初

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日産自動車の元会長カルロス・ゴーン被告は、自身の日本脱出を手助けしたとされる容疑者親子が日本への身柄引き渡しを回避しようと米国で繰り広げている法廷闘争に身を投じた。

  同被告は10日にボストンの連邦地裁に出された書類で、元米陸軍特殊部隊(グリーンベレー)隊員のマイケル・テイラー容疑者と息子ピーター・テイラー容疑者の身柄が引き渡されれば、日本政府による「人権侵害」に直面する恐れがあると主張した。

Former Nissan CEO Carlos Ghosn Speaks at USEK News Conference

レバノンで会見に臨むゴーン被告(9月29日)

写真家:Hasan Shaaban / Bloomberg

  両容疑者は、日本当局による拷問を理由に日本からの引き渡し要求を阻止しようとする弁護団の土壇場の試みとして、ゴーン被告からの証言を一連の裁判書類の中で使った。同被告は過去に両容疑者を裏で支援していることを示唆したが、裁判に公に介入するのはこれが初めて。

  ただ、ゴーン被告の介入が身柄引き渡しを止める可能性は低い。連邦検察当局はこの日、ビーガン国務副長官の宣言書を提出した。この中で米政府は、拷問の可能性に基づく身柄引き渡しを拒否する十分な法的基準を両容疑者の主張は満たしていないと判断した。

  連邦地裁のインディラ・タルワニ判事は先週、国務省の宣言書を受け取れば両容疑者の引き渡しを認めるだろうと述べていた。その場合、容疑者側はほぼ確実に上級審で争うとみられる。

原題:
Ghosn Says Escape Accomplices Would Face Abuse in Japan(抜粋)

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