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バンカー「雇用安定のオアシス」消滅か-失職なら再就職もより難しく

  • コロナ感染拡大の下で大規模な合理化は避けると米銀は約束していた
  • 人員削減に踏み切る金融機関が増え採用活動も1年前に比べ落ち込む

2020年の暗い経済情勢の中にあっても、金融業界はかなりの間、米国の広大な労働人口に「安定のオアシス」を提供した。しかし、そのオアシスが消え始めた。

  新型コロナウイルス感染拡大の下で大規模な合理化は避けると米銀は約束していたが、ウェルズ・ファーゴがこれを破って以降、数カ月で人員削減に踏み切る金融機関が増えた。

  採用活動も1年前に比べて落ち込み、二つのトレンドはどちらも収まる気配はなく、職を失ったバンカーの多くが再就職はより難しいと感じるだろう。

  報酬コンサルタント会社ジョンソン・アソシエイツの創業者アラン・ジョンソン社長は、2021年半ばまでに金融業界の人員が、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)が始まったころの水準から10%減少すると予測。「金融サービスと銀行は人が多過ぎる。来年は採用が非常に少なくなり、ある程度のレイオフが行われるだろう」との見方を示した。

  ウェルズ・ファーゴは最近数週間でコマーシャルバンキングの700人余りに加え、債券リサーチのアナリスト数十人を削減した。JPモルガン・チェースも消費者部門の約80人など数百人規模の人員整理に着手。ゴールドマン・サックス・グループは、利益を生む部門に組み込まれていたバックオフィス(事務管理)の職を含む約400人の合理化に動き出した。

原題:Fired Bankers’ Prospects Dim Amid Pressure to Slash Expenses(抜粋)

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