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サマーズ氏、次期財務長官に「強いドル」政策への回帰促す

  • トランプ政権下の通貨政策はドル安を好む方向にシフトした
  • 次期財務長官は強いドルを支持するのが「賢明」-サマーズ氏

サマーズ元米財務長官は、バイデン次期政権の財務長官にはトランプ政権が放棄した「強いドル」政策への回帰を望んでいる。

  ピーターソン国際経済研究所が10日主催したウェブキャストで同氏は、「ドルに深刻な競合相手がいるとは考えていないが、現時点で拡張的政策へのコミットメントを考えると、積極的な切り下げ主義者やドルに無関心であるように見えるのは賢明ではない」と述べた。

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サマーズ元米財務長官

写真家:David Paul Morris / Bloomberg

  トランプ政権下の米国の通貨政策はドル安を好む方向にシフトした。それにもかかわらず、同政権はドルの支配的地位を利用し、広範囲かつ一方的な経済制裁と関税措置を講じてきた。

  クリントン政権からオバマ政権までの歴代の政権は強い通貨は経済の強さを反映しているという立場を堅持していた。

  しかし、ムニューシン財務長官の下、この考えに対するコミットメントは薄れた。ムニューシン氏は以前、「過度に強いドル」が米経済に打撃を与える恐れがあるとの見解を示していた。

  これに対しサマーズ氏は、第78代財務長官になる人物は強いドルを支持するのが「賢明」だと述べた。

  また同氏は、保護主義に傾斜したトランプ政権の後には貿易相手国などとの関係を再構築する必要があると強調。次期財務長官の功績は「他のどこよりも国際舞台に残る」と語った。

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原題:
Summers Advises Next Treasury Chief to Return to Strong Dollar(抜粋)

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