コンテンツにスキップする

アゼルバイジャンとアルメニア、プーチン大統領の仲介で停戦合意

  • ロシア軍が平和維持部隊の展開開始、トルコ軍も参加の意向
  • エルドアン大統領が戦略的な勝利、カフカス地域に勢力伸長

係争地ナゴルノカラバフを巡り衝突していたアゼルバイジャンとアルメニアが、ロシアのプーチン大統領の仲介で停戦に合意した。アゼルバイジャン軍の前に劣勢に立たされていたアルメニアが、戦闘停止と軍の撤退を受け入れた。

  アルメニアのパシニャン首相とアゼルバイジャンのアリエフ大統領が結んだ合意に基づき、ロシア軍は10日、2000人規模の平和維持部隊を投入した。プーチン氏は今回の合意が「ナゴルノカラバフを巡る危機を長期的かつ完全に解決する」状態に導くとの声明を発表した。

  合意の署名には加わらなかったものの、戦略的な勝利を収めたのはトルコのエルドアン大統領だ。同大統領はアゼルバイジャン支持を明確に打ち出し、ロシアの裏庭とも言えるカフカス地域に勢力を伸ばすことに成功した。アリエフ氏は10日に国民向けのテレビ演説で、「われわれは望んでいたものを手にした」と表明。ロシア軍の平和維持活動にはトルコ軍も加わると言明した。

  トルコとアルメニアは外交関係を断絶しており、両国の国境は閉鎖されている。だが今回の合意で、トルコはアルメニア南部を経由し陸路でアゼルバイジャンや中央アジア諸国にアクセスできるようになる可能性がある。

relates to アゼルバイジャンとアルメニア、プーチン大統領の仲介で停戦合意

アゼルバイジャン軍の攻撃で煙が上がるナゴルノカラバフ中心都市のステパナケルト(4日、写真はAP)

原題:
Putin Deal to End Karabakh War Brings Turkey to His Backyard (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE