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ゴールドマン、米国債利回り差拡大に全賭け-2021年投資テーマ

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ゴールドマン・サックス・グループは2021年投資テーマの一つとして、米国債イールドカーブのスティープニングを想定している。名目利回りと実質利回りの両方で長短差が広がる見通しだという。

  ゴールドマンは来年の投資見通しを10日にリポートで発表した。すでに長短金利差の拡大は今週の市場で顕著になり始めている。新型コロナウイルスのワクチンに関する前向きなニュースで、今後の成長見通しが押し上げられ、米国債利回り曲線は2016年以来で最もスティープ化した水準に接近した。

  スティープニングの予想はこの2カ月ほど、ウォール街で増えている。米連邦公開市場委員会(FOMC)はインフレ加速を促すために、景気の過熱状態を放置する意向を示唆している。これにパンデミック(世界的な大流行)から景気が力強く戻すことが加わり、スティープニングに賭けた投機的なポジションは積み上がっている。

  ザック・パンドル氏らゴールドマンのストラテジストはリポートで、「来年の景気回復が確かなものになるにつれ、全ての年限で利回り差は拡大すると予想する。ただ、政策当局が短期金利を低く維持することにコミットする一方、実質成長率とインフレ率が上昇するとの期待から、長期金利の方がより押し上げられるだろう」と説明した。

  「この現象は特に米国で実現性が高いと考えられる。FOMCはインフレの平均値を目標とする新たな枠組みを設定し、インフレ率が目標に達し、それを適度に上回る軌道に乗るまでは利上げを見送ると確約しているからだ」とリポートは続けた。

Goldman predicts yield gap expanding in 2021

さらにスティープ化へ

ゴールドマン、2021年の利回り差拡大を予想

出所:ブルームバーグ

原題:Goldman Goes All-In for Steeper U.S. Yield Curves as 2021 Theme(抜粋)

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